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◆神連

かみつれ。影から人の世を守る対神組織。

人外の存在が原因で起こる問題を解決したり隠蔽したり未然に防いだり、あるいは交渉し良好な関係を築いたりと、日本の平和を支えるために尽力している。

全国各地に一般企業に偽装した支部があるが本部の場所は不明。

秘匿されるべき事象に触れ、また常に命の危険がある仕事のため、覚悟の無い者や特別な事情の無い者は入れない。

戦後から憑神の加入を正式に認めるようになった。

◆外見

男女ともに髪を長く伸ばし、灰の装束に紫の外衣を羽織り、白の面布で顔を覆い隠す。

名を隠し全員が同じ見た目になることで個人の特定を防ぎ、ある程度の呪いを退ける効果がある。

霊感の無い者からはその場にいて不自然でない人物(サラリーマン、警察官、作業員等)に見えている。

元々は神連の始祖になった人物を模したものだったが、時代が進むにつれて簡略化され現在の見掛に至る。

特別な素材と特殊な縫製で作るため、普通の刃物程度ではほつれ一つ出ない。

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憑神の場合も基本的には同じ製法だが、形状は本性である獣の特性や性格に合わせてあつらえたものが支給される。

(存在そのものが呪いの塊であり、個を消す事が容易ではない為わざわざ他と揃える必要が無い)

◆所属

大きく分けて7つの部署があり、神連は必ずこのどれかに所属する事になる。

| 神斬/かみきり | 戦闘部署。 普段は訓練や担当地域の巡視に当たるが、有事の際は真っ先に駆り出される。 一番命の危険があり、死者数も多いため常に人員不足。憑神の所属も多い。 | | --- | --- | | 神結/かみゆい | 人事、交渉部署。 憑神、神憑きとの交渉や仲介、営業、人材のスカウトなど主に関係を繋ぐ仕事。 権能や代償のせいで世間と上手く関わる事の出来ない神憑きの様子を見に行ったりサポートしたりもここ。 | | 神梳/かみすき | 隠蔽部署。 人外の存在が起こした事件をそうでないものに偽装したり、情報が外部に漏れないように隠蔽したり、秘匿情報を知られた場合は対象の記憶を暗示によって操作したり。 | | 神留/かみどめ | 封印部署。大きく分けて2つの課がある。 封印一課:呪祖地や支部に常駐して結界を張り呪いが漏れないよう抑え続ける。 封印二課:神斬や神結のサポートとして依頼のあった場所に赴き結界を施したり補強したり。 | | 神形/かみなり | 情報部署。 神連に集められたデータを管理する課と、現地で情報収集にあたる課がある。 後者は地域の巡視も兼ねるためある程度の戦闘技能が要求される。 | | 神雛/かみびな | 管理、製造部署。 呪物や素材、支給品、備品の管理をする課と、装束や任務に必要な道具を作る課に分かれる。 ほとんどが非戦闘員であり、憑神、神憑きの起こした事件の被害者である事も多い。 | | 神凪/かみなぎ | 医療、研究部署。 任務で負傷または心的外傷を受けた神連を治療したり病院にかかる事が難しい神憑きの所へ往診したりする課と、憑神や神憑きの権能代償や特性、その他の呪いを研究する課がある。 前者は更に、通常の医療を施す係と解呪を担当する係に分かれる。 |