古物商の主人を持つ兎の憑神。 自身がどういう存在であるか知る事から始まった憑神に関する情報の蒐集は、いつの間にか彼のライフワークとなった。
<aside> 📘 「不思議な話を聞かせてあげよう。僕も幽世なんて知らないけどね!」
</aside>
あかつき。好奇心旺盛な神秘オタク。 憑神や怪異について知り得た情報を脚色し聞かせてくれる語り部。 現在は主人である美夜が営むよろづ奇蒐園を手伝いながら憑神の情報を集め、研究している。
独学ながら術もいくつか習得しており、美夜の作ったドールハウスを利用して奇蒐園に悪意・雑音除けの結界を張っている。
初代主人の死後、代をひとつ飛ばして一番若い美夜への継承が発生した珍しいタイプの憑神。 死因となった怪我の影響により運動能力に一部制限がかかっている。
<aside> 📘 「かくて獣は幽世から蘇る、ねぇ。おまえ、ほんとに生き返ったら、見聞きした事を語って聞かせてくれよ」
</aside>
よもぎ ゆうと。 暁月の初代主人、美夜の祖父で漢方医。台湾出身。
医学生時代に親交のあった家の少女・咲に「死んだペットの兎を生き返らせて欲しい」と頼まれ、懇願に負けて渡された古書の手順を踏んだところ様々な要因により兎の憑神化に成功。 兎が人の姿になってしまったとは言えず、とりあえず咲には誤魔化して暁月を保護・教育するがほどなく露見し「私のウサちゃんなのに!」と盛大にキレられた。
戦後は咲の家族に付いていく形で日本へと渡る。後に美しく成長した咲と結ばれ結婚。 暁月は対外的には養子となり、二人の間に生まれた三人の弟を可愛がった。
<aside> 📘 「神連がわたしの城に何の用? また耳が腐りそうな案件じゃないでしょうね」
</aside>
よもぎ みよ。古物商。「よろづ奇蒐園」の店主であり暁月の2代目主人。暁月と同じく神秘オタク。
20代後半、三人兄妹の末っ子。兄とは反りが合わないが姉の事は大好き。